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くりっく365の南アフリカランド急落で大損した投資家の動向
昨年2009年10月末、東京金融取引所が提供する外国為替証拠金取引(FX)「くりっく365」で、南アフリカランド円が為替相場では実際、提示していない異常な安値を配信し、投資家が損失を被ったという事故が問題になった。
ここで注意が必要なのは、南アフリカランド円が危ないのではなく、実際についていない為替レートが誤配信されたということである。今回のくりっく365のランド事件は、ランドが危ないのではなく、くりっく365のレート配信システムに問題があったのだと思う。
なぜなら普通の相対FX業者では、システムエラーにより、レートの誤配信があった場合、誤って成立したポジションは訂正のうえ、損失があった場合、それを修正してくれるのが普通である。今回の南アランド円の問題は、今後のFX投資家の動向に影響を与えそうなので個人的な感想をつづってみたい。
南ア通貨急落問題、FX投資家43人が金融取を提訴へ
東京金融取引所の外国為替証拠金(FX)取引「くりっく365」で、昨年10月末に南アフリカ通貨ランドが異常に安い値段を付けて一部投資家が損失を被った問題を巡り、金融取を相手取った集団訴訟に参加する投資家が43人にのぼることが12日明らかになった。損害賠償請求額は2億円強となる見通し。2月にも東京地裁に提訴する方針だ。
荒井哲朗弁護士を中心とする被害弁護団が先週末までに集団訴訟の参加者を募った。ランドが異常に安い値段を付けたのは、取引レートを提示する金融機関のひとつである独コメルツ銀行が実勢から大きく離れた安値を提示したことが原因だった。
(NIKKEI NETより引用)
南アフリカランド円とは
南アフリカランド円は2008年の円安大相場のときに人気が出た通貨ペアです。高金利通貨として有名なアフリカ大陸の新興国でもある南アフリカ共和国と、景気低迷が続く日本の円を交換する通貨ペアです。FX投資家は、2通貨間の金利差をねらった取引をおこなうキャリートレードにてランド買い、円売りを行っているのです。この円安トレンドにのった個人投資家のキャリートレードは海外では着物トレーダーによる取引として、非常に注目を浴びました。インターバンク市場(銀行間市場)でも非常に注目されている取引だったそうです。
しかしサブプライム問題による円高でfx個人投資家のキャリートレードはあっという間に終焉を迎え、過度な円高となる為替相場の要因ともなりました。ドル円はもちろん、ランド円も急落し、今にいたっています。しかし世界経済も回復をみせつつある2010年の為替相場においては、安値でランド円を買うチャンスも出ているためある意味、非常に大きなチャンスであるとも言えるでしょう。
